【富山市版】相続における悩みを解決して買取、売却した事例

富山市における、「相続における悩みを解決して買取、売却する」までを事例形式で3つご紹介します。
※実際の関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた内容になります。

1.名古屋市にお住まいのA様が、「買い手が見つからなかった富山市の実家を買取してもらった事例」

1.名古屋市にお住まいのA様が、「買い手が見つからなかった富山市の実家を買取してもらった事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要

所在地 富山市日方江 種別 一戸建て
建物面積 130.89㎡ 土地面積 311.25㎡
築年数 54年 成約価格 165万円
間取り 6DK その他

相談にいらしたお客様のプロフィール

A様は名古屋市にお住まいの50代のお客様です。
富山市にお住まいだったお父様が亡くなられて、築54年のご実家を2年前に相続しました。

A様は名古屋市にある持ち家でご自身の家族と暮らしているためご実家を使う予定はなく、相続後すぐに売却活動を始めました。

しかし、2年経過しても買い手が見つからず困っています。

解決したいトラブル・課題

課題
相続してから2年間買い手が見つかっていない。空き家を早く売却したい

解決方法が分からないA様は、知人から教えてもらった空き家バンクを利用しようか悩んでおり、専門家に相談することを決めました。

不動産会社の探し方・選び方

A様はこれまで近所にある、大手の不動産会社に売却活動の依頼をしていましたが今回はご実家がある富山市で地域の事情に詳しい不動産会社に依頼をしたいと考えられました。

そこで何社かインターネットのホームページを見ていたところ

  • 富山市での不動産売却経験が豊富である
  • 空き家や相続に関する相談も受け付けている

と書かれていた不動産会社に魅力を感じ、帰省した際に相談へ行きました。

A様の「トラブル・課題」の解決方法

A様からお話を伺っているとなんとか早く手放したいというお気持ちに加えて、知人から教えてもらった「空き家バンク」について詳しく聞きたいとお話されていました。

1. 空き家バンクとは

空き家バンクは自治体が運営している空き家のマッチングサービスのことです。
利用する際には、以下のようなメリット、デメリットが考えられます。

メリット
  • 無料で誰でも利用できる(空き家の情報を掲載できる)
  • 自治体によっては補助金が用意されている場合がある
デメリット
  • トラブルになった場合の解決も自分たちでしなければいけない
  • 購入希望者が見つからない可能性もある

空き家バンクは無料で誰でも利用できますが、あくまで空き家所有者と購入希望者をマッチングするサービスのため、トラブルになった場合の対応などは自分たちで行う必要があります。

自治体によっては不動産会社が仲介に入るケースもありますが、自分の気に入った会社を選ぶこともできません。

2.富山市での「空き家バンク」情報について

市内にある空き家であれば、市外にお住まいの方でも富山市の「空き家バンク」に登録ができます。

登録の際には、専用のフォーム・メール・郵送によって申し込みをすることが必要です。

市が仲介するのではなく、市と協定を締結した団体に加盟している不動産会社が媒介することで交渉や契約が行われます。

参照:富山市役所活力都市創造部|「富山市空き家バンク情報」

ただA様の場合、できるだけ早く売却をしたいと望まれていたので空き家バンクではない方法がおすすめであるとお伝えしました。

A様のご実家のように築年数が古く売りづらい物件を早く手放すための方法は、複数ありそれぞれにメリット・デメリットがあります。

3.築古の戸建てを売却する方法について

A様に築古の戸建てを売却する方法として、以下を説明しました。

売却方法 メリット デメリット
中古戸建、または古家付きの
土地として売却する
  • そのまま売却するため、費用や手間が少なくて済む
  • 売却に時間がかかることが多い
建物を解体して更地として
売却する
  • 買い手が見つかりやすい
  • 売却金額を高くできる可能性がある
  • 解体費用がかかる
  • 解体しても売れる保証がない
不動産会社に
買取してもらう
  • 短期間で現金化することが可能である
  • そのままの状態で買い取ってもらえる
  • 売却相場よりも安い金額になる

A様はできるだけ高く売るよりも、早く手放すことを重視されていたので弊社からは買取を提案しました。

4.「結果」

査定額をお伝えしたところ、A様にご納得いただけたため、弊社でご実家を買取することになりました。
A様は「売れなかった空き家をやっと手放せる」と満足されていらっしゃいました。

2.東京都にお住まいのE様が、「単純承認して、実家を売却した事例」

2.東京都にお住まいのE様が、「単純承認して、実家を売却した事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要

所在地 富山市長附 種別 一戸建て
建物面積 116.32㎡ 土地面積 235.85㎡
築年数 31年 成約価格 1,500万円
間取り 4LDK その他

相談にいらしたお客様のプロフィール

E様は、東京都にお住まいの50代のお客様です。
お母様が亡くなられて、富山市にあるご実家をお1人で相続することになりました。

相続遺産を調べるとお母様には1,200万円の借金があることがわかり、実家の売却金額次第では相続放棄を検討しています。
またご実家に1,200万円以上の価値があるなら、売却をして借金の返済をしたいと思われています。

そこでまず実家の売却金額を査定してもらうために、不動産会社へ相談に行くことを決めました。

解決したいトラブル・課題

課題
相続放棄をするべきか判断したいため、実家がいくらで売れるかを知りたい。
マイナスの遺産よりも高く売れるのであれば売却したい

E様は独身で不動産を購入した経験もなく、相続について詳しい知識がないため、実家にどのくらいの価値があるのか全くわかりません。

不動産会社の探し方・選び方。

E様はできればお母様の借金を返済したいと考えていたため、できるだけ高く売却ができそうな富山市内の不動産会社をインターネットで検索しました。

その中で、

  • 地域に密着した経営を行っている
  • 不動産の状況も踏まえた適正価格設定をしてくれる
  • 口コミがよい

不動産会社が気になり、実際に相談に行きました。

E様の「トラブル・課題」の解決方法

まずE様には、押さえておくべき相続の知識を知っていただくために相続に関する基礎知識についてご説明しました。

相続には、主に「相続放棄」「限定承認」「単純承認」の3つの選択肢があり、それぞれ特徴があります。

1.「 相続」の3つの選択肢

【相続放棄】
「相続放棄」とは、被相続人の財産について相続の権利をすべて放棄することです。
預金や不動産などのプラスの財産も借金などのマイナスの財産も一切相続しないことになります。

相続財産を把握したうえで、マイナスの財産が上回る場合に選択されるケースが多いです。

【限定承認】
「限定承認」とは、相続におけるプラス財産の範囲内で、被相続人の債務などのマイナスの財産を相続することです。

相続する借金などの負債が把握できていない場合やどうしても残したい家などの不動産がある場合によく活用されます。

【単純承認】
「単純承認」とは、被相続人の相続財産を無条件で全て相続することです。
特別な手続きは必要なく、相続が始まったことを知ってから、3か月の間に何もしなければ自動的に単純承認することになります。

預金や不動産などの財産の価値が借金などの負債よりも上回れば、単純承認を選ぶことになります。
ただ、あとから新たな借金が発覚して困らないように、慎重に相続財産を調べておくことが重要です。

2.「結果」

E様のご実家を訪問して査定したところ、富山市立大沢野中学校や富山市立大沢野小学校に近いため一定の人通りは見込める立地で、物件自体も水回りのリノベーションが済んでおり綺麗な状態でした。

上記のことが要因で査定金額は1,500万円となったため、順調に売れれば、借金が返済でき手元に残るお金もありそうだということが分かりました。
そこで弊社では「単純承認」によってご実家の売却をすることをおすすめしました。

E様もお母様の借金が返せると、その場で売却を決断されたのち4カ月で売却できました。

3.大阪府にお住まいのB様が、「相続放棄を検討していたが、空き家を買取してもらった事例」

3.大阪府にお住まいのB様が、「相続放棄を検討していたが、空き家を買取してもらった事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要

所在地 富山市中市 種別 一戸建て
建物面積 76.57㎡ 土地面積 84.59㎡
築年数 56年 成約価格 200万円
間取り 4DK その他

相談にいらしたお客様のプロフィール

大阪府にお住まいの40代のお客様です。
入院されていたお父様が亡くなられて、数年間空き家だった実家を相続することになりました。

B様は、現在大阪府のマンションでご自身の家族と生活されているため富山市のご実家は空き家のままで、今後も活用する予定もありません。
そこで相続後は売却を希望されていますがご実家は築56年と古く、劣化が進んでいる状態です。

相続物はこのご実家のみのため、もし売れそうにない場合は「相続放棄」を検討しています。

解決したいトラブル・課題

課題
売れるのであれば実家を売却したいが、難しい場合は相続放棄を検討したい。

相続放棄をするためには、相続が発生してから3か月後までに決断しなければなりません。
B様は自分で悩むよりも、早く専門家のアドバイスをもらいたいと思っています。

不動産会社の探し方・選び方

B様は、まず地域の事情に詳しそうな富山市の不動産会社をインターネットで調べました。

ホームページを見ている中で、

  • 空き家の管理や相続について相談できる
  • 売却実績が多数載っている

不動産会社を見つけて、相談しました。

B様の「トラブル・課題」の解決方法

まず「相続して売却」するのか「相続放棄」をするのかを判断するためにB様のご実家の査定をさせていただきました。

その上で弊社はご実家の状態としては、劣化が進んでいたのでこのままで仲介によって売却をすることは難しいと判断しました。

ただコンビニや、富山県立中央病院に近く、需要が見込めそうな立地だったので「状態が悪い物件を売却する場合の方法」についてまずご説明をしました。

1.状態が悪い物件を売却する方法

築古や劣化が進んでいる物件を売却する場合、主に以下のような方法が考えられます。

①中古物件として売却する方法
手間はかからないが、買い手が見つかるまでに時間がかかる可能性が高い
②古家付き土地として売却する方法
建物を解体せずに売れるが、値引きされやすく売れ残る可能性がある
③更地にしてから売却する方法
買い手が見つかりやすいが、解体費用が必要となる
④不動産会社に買い取ってもらう
すぐに売却ができるが、売却金額は仲介で売却した場合の7割程度の金額になる

売却方法をお伝えした上でB様は「相続」が初めてであるとお聞きしたので、相続放棄をした場合のメリットとデメリットについて、ご説明しました。

2.「相続放棄」のメリットとデメリット

相続放棄をした際に考えられるメリットは、以下の通りです。

  • 借金などマイナスの相続物を相続しなくて済む
  • 相続税の基礎控除は変わらない
  • 遺産分割などの手間が省ける

一方で、相続放棄をした場合のデメリットは以下です。

  • プラスの遺産も相続ができない
  • 他の相続人に迷惑がかかる可能性がある
  • 死亡保険金などの非課税枠が使えなくなる

B様にはご実家以外にも、預金での遺産が少しありました。
そこでプラスの遺産を相続するということと、需要が見込める立地にご実家があるということを踏まえて弊社では「買取」での売却をおすすめしました。

2.「結果」

B様はプラスの財産を相続することを望まれており、「買取」での売却金額にも納得されていたので、相続手続き後すぐに買取契約の手続きをすることになりました。

相続放棄は、「得」になる場合と「損」になってしまう場合があり個人の状況や、遺産の内訳によって変わってきます。
信頼できる不動産会社に相談しながら、どの方法が自分に合っているのか確かめながら進められるとよいでしょう。