【富山市版】相続不動産に関する悩みを解決した事例
富山市における、相続不動産の売却に関する悩みを解決した事例を3つご紹介します。
※実際の関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた内容になります。
1.富山市にお住まいのC様が、「相続した実家の売却に姉が反対していたが、円満に売却できた事例」
お客様の相談内容
売却物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます。
所在地 | 富山市下赤江 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
建物面積 | 140.99㎡ | 土地面積 | 317.86㎡ |
築年数 | 40年 | 成約価格 | 2,100万円 |
間取り | 3LDK | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
富山市にお住まいの50代、女性です。
3年前にお父様が亡くなられてご実家を姉妹で相続しました。しかしお2人とも使っておらず空き家状態になっています。
C様は使い道がないので売却を望んでいましたが、思い入れのあるからとお姉様は渋られています。
解決したいトラブル・課題
課題
お父様から姉妹2人で相続した実家を売りたいが、姉は売却を渋っており意見がまとまらない。
C様もお姉様も不動産に関しての知識はありません。相続した実家は空き家のまま放置しています。
C様はご実家の売却を渋られているお姉様へ許可を得られるように、専門家からのアドバイスをもらってなんとか売却に進めたいと考えています。
不動産会社の探し方・選び方
C様は自宅近くの不動産会社をGoogleマップで検索しました。
その中でも
- 口コミが高評価だった
- コメントに親切だったという声が多く書かれていた
ことを決め手に、相談する不動産会社を選ばれました。
C様の「トラブル・課題」の解決方法
空き家を放置することは、様々なリスクが想定されます。
使い道はなくとも実家の売却を渋られているお姉様を説得したいと仰っていたC様には、空き家を放置した場合のリスクを丁寧にご説明しました。
1.「相続した空き家を放置した場合のリスク」について
空き家を放置した場合のリスクとして、主に以下の4点が挙げられます。
①建物が老朽化する
→空き家を放置してしまうとカビやサビが発生するなど老朽化のスピードが速く、1年でも廃墟化してしまうこともある。さらに建物が老朽化した場合、倒壊などの恐れがでてくる。
②近隣住民とのトラブルになる
→空き家を放置してしまうと、害虫や危険な野生動物が発生してしまう可能性が高くなる。 害虫等は近隣の住民にも迷惑がかかり、クレーム・トラブルに繋がることが多い。
③犯罪に利用されてしまう
→空き家を放置することによって、ごみの不法投棄や不審者の侵入、放火などの犯罪に利用されてしまうことがある。
④税金や管理費がかかり続ける
→誰も住んでいなかったとしても、固定資産税は支払う必要がある。また建物を維持するための清掃や、害虫予防など管理費等がかかる。
長期間空き家を放置してしまった場合、倒壊リスク等の保安的危険性から「特定空き家」の指定を受ける場合がでてきます。
その場合、固定資産税は最大で6倍、改善命令を無視すれば50万円以下の罰金を支払わなければならなくなります。
2.「結果」
C様は実際の維持・管理費用や、税金等の具体的な金額を見せてお姉様を説得しました。
お姉様も具体的な金額をご覧になって、負担に思われたそうで売却に納得され売却手続きを進めることができるようになりました。
その後無事に買い手も見つかり、円満に全ての手続きを終えることができました。
2.富山市にお住まいのE様が、「名義変更をされていなかった実家を、相続して売却した事例」
お客様の相談内容
売却物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます。
所在地 | 富山市西長江本町 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
建物面積 | 95.56㎡ | 土地面積 | 168.93㎡ |
築年数 | 64年 | 成約価格 | 1,000万円 |
間取り | 5LDK | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
富山市にお住まいの60代、男性です。
お母様が亡くなられて、ご実家を相続することになりました。
使い道がないので売却手続きをしようとしていたところ、お母様は名義変更を行っていなかったため、相続したご実家はおじい様の名義のままでした。
解決したいトラブル・課題
課題
相続した実家の名義が母ではなく、祖父のままになっていた。売却をしたいが、手続きが分からない。
E様は市内の別の場所に、家を建てておりご実家に住む予定はありません。
そのため維持費等がかかる前に早く売却することを望まれていましたが、実家は名義変更がされていなかったため、手続きが進められませんでした。
専門家に確認しながら進めたいと思い、相続に詳しい不動産会社へ相談することを考えられています。
不動産会社の探し方・選び方
E様は、あまり遠くまで相談へ行けないからと近所の不動産会社を探されました。
インターネットでいくつか調べてみた中で、ホームページに
- 相続に関する案件も多数扱っていると書かれていた
- 分かりやすいホームページだったので、丁寧に説明してくれそうだと思った
ことに惹かれて、不動産会社を選ばれました。
E様の「トラブル・課題」の解決方法
親族であっても、名義が異なる状態で売却手続きを進めることはできません。
E様の場合、お母様が祖父から相続した際に名義を変更しなかったため、相続人はお母様のご兄弟とその親戚までが対象になっています。
そのため、まずは「相続人を特定してから」相続登記を行う必要があります。
1.相続登記について
相続登記とは、相続人が相続した不動産の所有権の移転を申請する手続きのことです。
相続登記を行う、流れは主に以下です。
- 「登記事項証明書」を取得する
※「登記簿謄本」と呼ばれることもあります。 - 相続人調査を行って、相続人を特定する
- 相続人同士で遺産分割協議をする
- 必要書類を揃える
- 登記申請書を作成する
特に重要なのは、「相続人の特定」です。
重要な理由としては、
遺産分割協議は相続人全員の参加が必須で、1人でも参加していない相続人がいれば無効となってしまうためです。
以下で詳しく解説します。
2. 相続人の特定方法について
相続人は、「相続人調査」を行って確実に相続人を確定させることが重要です。
よくある事例として、顔見知りや知っている親戚だけで認識をして遺産分割協議が無効となってしまうというものがあります。
「相続人調査」の方法は以下の流れで行います。
- 被相続人(E様の場合、おじい様)の本籍地で死亡後の戸籍謄本を習得する
- 取得した戸籍の情報から、前本籍地の戸籍や戸籍に記載されている関係者の戸籍等を取得し、誰が相続人であるかを確認する
本籍地を何度か変更していた場合、その分だけ取得が必要となるため時間がかかります。
相続不動産の売却する際はこういった時間についても踏まえて、専門家と相談しながらスケジュールを考えておくとよいでしょう。
基本的には司法書士などの専門家に「相続人調査」を依頼することが一般的ですが、E様の場合は、E様以外にもお1人相続人がいたことが分かったため個人でお調べになりました。
E様はもう1人の相続人へ連絡をとり、2人で遺産分割協議を開いたのち、正式にE様がご実家を、相続することで話がまとまりました。
3.「結果」
E様は相続登記を終えた後、相続したご実家を早期に手放すことを希望されていました。
そこで仲介ではなく買取を提案し、弊社が提示した金額にご納得いただいた上で買取を行いました。
3.富山市にお住まいのD様が、「築古のご実家を相続して、更地にして売却した事例」
お客様の相談内容
売却物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます。
所在地 | 富山市千代田町 | 種別 | 土地 |
---|---|---|---|
面積 | 168.23㎡ | 成約価格 | 630万円 |
相談にいらしたお客様のプロフィール
富山市にお住まいの60代、女性のお客様です。
近所にある実家で、一人暮らしをされていたお父様が亡くなられてご実家を相続することになりました。
築年数が古いので売れないと思われていましたが、お嬢様から一旦専門家へ相談することを勧められて相談にいらっしゃいました。
解決したいトラブル・課題
課題
相続した実家を売却したいが、築年数が経っているので売れないと思っている
D様は富山市内にご家族と住まわれているため、相続したご実家を使う予定はありません。築年数も古いことから、維持管理が負担になる前に手放したいと考えています。
しかし建物が古いので売れないと思われており、専門家へ相談を決めました。
不動産会社の探し方・選び方
D様はお嬢様と一緒に相談に行こうと考えて、ご自宅が近い「広貫堂前駅」付近で不動産会社を探されました。
周辺に不動産会社はあまりありませんでしたが特に
- 1番駅に近く通いやすいと思った
- ホームページを調べると見やすく分かりやすかった
ことが決め手になり、相談にいらっしゃいました。
D様の「トラブル・課題」の解決方法
築年数が古い実家を売却するための選択肢は、複数あります。
例えば
- そのまま売却する
- 解体して更地にしてから売却をする
- 一部リフォームをしてから売却をする
- 不動産会社に売却する
などです。
D様の場合は、ご実家を調査させていただいた後、お話をお聞きした上で、「更地にしてから売却」もしくは「リフォームしてからの売却」をご提案させていただきました。
しかし、お客様毎に物件状態は異なっています。
一概に1つの選択肢と定めてしまうのではなく、専門家と相談しながら合ったものを比較・検討することがおすすめです。
1.リフォームする場合と、更地にした場合の費用差について
リフォームした場合と更地にした場合の費用差について解説します。
【リフォームした場合の費用相場】
木造住宅のリフォーム費用
- 700万円~1,000万円
※部分的か全体かどうかでも、金額が異なります。
部分的だった場合の例
- 耐震増強リフォーム 約50~200万円
- 間取り変更 約50万円~1,000万円以上(規模により幅が広い)
- 水回り(キッチン・風呂・トイレ・洗面所) 約130~250万円
【解体した場合の費用】
解体費用
- 建物の構造と、広さ、立地環境などで決まります。
解体費用の坪単価目安
- 木造建築:3万~5.5万円/坪
- 鉄骨造:3.5万~7万円/坪
- 鉄筋コンクリート造:6.5万~8万円/坪
例えば、木造建築で30坪前後(102㎡)の場合、解体費用の目安は約90~165万円となります。
D様のご実家は、耐震性が古く補強が必要であり、建物全体の状態の悪さも影響して金額がかさんだため、解体の方がより安い結果となりました。
弊社はリフォームと解体して更地にした場合の2種類の金額をお見せして、「解体して更地」にする方法をおすすめしました。
D様自身も、解体を望まれたため解体が終わった後に更地になった状態で売却活動を行うことが決まりました。
2.「結果」
ご実家を解体されて、更地にしたあと約4か月後に買い手が見つかりました。
立地の良さからご希望されていた金額で売却することができたため、解体費用なども十分にカバーできた状態で、取引を完了されました。
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